やさしい目をした
青い髪のおにいさん
わたしの頬の冷たさを
さわることもないくせに
肌質すら分かったような顔をした
雪が降るその日に
私はステージへとおりたった
周りはざわめきも喧騒も
とりたてずに
ただひたすらに動いていた
私のてのひらに
しみた一粒の涙は
憧れの線に乗って汽車を
どこまでも走らせる
ワルツ
ワルツ
あのひとがくれた音の質を
ワルツ
ワルツ
今、どこを歩けばいいのか
ワルツ
ワルツ
曇り空の向こうにむかって
唱える
ワルツ
ワルツ
すべての罠が嘘であっても
すべての罪に殺される
ワルツ
ワルツ
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