2014年2月7日金曜日

時が過ぎても

やさしい目をした
青い髪のおにいさん
わたしの頬の冷たさを
さわることもないくせに
肌質すら分かったような顔をした

雪が降るその日に
私はステージへとおりたった
周りはざわめきも喧騒も
とりたてずに
ただひたすらに動いていた

私のてのひらに
しみた一粒の涙は
憧れの線に乗って汽車を
どこまでも走らせる

ワルツ
ワルツ
あのひとがくれた音の質を
ワルツ
ワルツ
今、どこを歩けばいいのか

ワルツ
ワルツ
曇り空の向こうにむかって
唱える
ワルツ
ワルツ
すべての罠が嘘であっても
すべての罪に殺される

ワルツ
ワルツ

0 件のコメント:

コメントを投稿