2020年1月31日金曜日

二人の孤独

もう一度、この世のロマンを信じられるような気も
あなたの態度を
瞳、ことば、しぐさを見ていたら
憂鬱な日々が少し
すこしでもきみの指先に私の未来があるのなら
生を少し先に延ばしてみようと想うよ
どこか欠けているまま
きみは私を見つめることはないけれど
わたし、少しその未来に期待してみたいんだ
そっとその未来に寄り添うように

ゆれて、ゆれて
もっとふるいをかけて
いろんなものを落としても本来が残るように
私あなたが好きよと追いかけるうちに蔑ろにされてるほっぺたに突き刺す棘
そっと除けるあなたのことを愛したっていいよね
もう金輪際裏切ることはないでしょう
こうして日曜の休日を海辺でつぶしていることもない
せっかく、せめてものこの気持ちを
深くうねって、波しぶきがさらうくらいに
求め、うねり、どこにもない体を探しては手探りで闇に触れぬよう必死で、必死で
浅はかなのよすべての行為が
私の奥はいつも首をひねり一人ぼっち
どこかで誰かに会うけれど、私は一人ぼっち

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